AE_落書きDust&Nois

落書きノイズ。エクスプレッションである程度ランダムに色々生成できるようにしました。

作り方(ざっくり)

「フラクタルノイズ」「ブラインド」「ノイズ」「ディスプレイスメントマップ」「落書き」などをエクスプレッションの「wiggle」でアニメーションさせて作成。

レイヤー構造はこんな感じ。調整レイヤー1つ。表示用のレイヤーが10、ディスプレイスメントマップのマップ用が1つ、合計12レイヤー。

表示レイヤーの不透明度を50%にしてエクスプレッションを追加。これで表示非表示をランダム化。n >= 80 の80を100にするとほぼ表示されなくなります。
n = wiggle(10,50); if(n >= 80){n = 100}else{ n = 0};

回転にも追加、だいたい角度が変わる。
posterizeTime(1); n = random(90); n + value;

あとは位置やスケールにもwiggleを追加。
[wiggle(2,640)[0], 540];

レイヤーモードは調整レイヤーとマップ用レイヤー以外は全部「加算」

レイヤー一番下から紹介します。

一番下のレイヤー。調整レイヤーの「ディスプレイスメントマップ」と「カードダンス」のマップに使用します。

黒い平面に「グラデーション」でグラデーションをつけて「フラクタルノイズ」の展開にエクスプレッション「 time * 880; 」を追加。
「回転」も追加します、これは「カードダンス」のマップに使うと良い感じになります。

下から2番目「線 レイヤー」
「フラクタルノイズ」のスケール幅を最大にして線ノイズにします。 さらにフラクタルノイズを追加して描画モードを乗算にしてかすれを出します。
展開にエクスプレッション「time*888;」

ゴミノイズ。 フラクタルノイズの「コントラス=高め」「明るさマイナス」。 「色かぶり補正」で色付「カラーバランス (HLS)」の色相にエクスプレッション「360 * noise(time)」等を追加して色をめちゃくちゃに変化させる。ほかのレイヤーも同様。

幅広。 「CC Line Sweep」「ブラインド」で帯状に。

適当にペンツールでぐちゃぐちゃとパスを作成「落書き」の線幅・開始・終了にエクスプレッションを追加「wiggle(100,100)」。

フラッシュ。 フラクタルノイズに色かぶり補正で色付、カラーバランスで色点滅、露光量で色飛び。

「グラデーションワイプ」のグラデーションレイヤーに「ノイズ」を使ったレイヤーを指定してクラッシュ加工した感じにしています。

カードダンスでデジタルノイズな感じのオブジェクトを作成。 「グラデーションレイヤー」を一番下のフラクタルノイズ+回転のレイヤーを指定、「ソース」を「エフェクトとマスク」に変更、「X位置」の乗数にエクスプレッションを追加「wiggle(3, 6)」。
色や模様は他のレイヤーと同じ「色かぶり補正」「カラーバランス(HLS)」「フラクタルノイズ(描画モード:乗算)」

シェイプツールの星で作成したシェイプで作成。
「ブラー(ガウス)」で輪郭をぼかして、「フラクタルノイズ」で模様を作成して「ノイズ」でノイズを作成。
位置にエクスプレッションを追加「 wiggle(10,1200) 」で動かす。

ペンツールで線を2本ほど作成、線のオプション「パスのトリミング」を追加、線を引くモーションを作成。
「ラフエッジ」と「フラクタルノイズ」でかすれ感をつける。パスのトランスフォームの「回転」にエクスプレッションを追加「posterizeTime(1); n = random(90); n+value;」

文字の線を白、塗を黑で作成、文字のソースは適当。 テキストアニメーションの「文字のオフセット」を追加、エクスプレッションも追加「 wiggle(0.1,10) 」
スケールのエクスプレッション「 temp = transform.rotation + 50; [temp, temp] 」 回転「posterizeTime(1); n = random(180); n+ value;」を追加。

一番上の調整レイヤー「ディスプレイスメントマップ」。 「マップレイヤー」に一番下の「フラクタルノイズ+回転」のレイヤーを指定、「ソース」を「エフェクトとマスク」に変更。
水平(垂直)の置き換え、を「輝度」にして量は適当。

展開やスケール・回転にエクスプレッションを使っているので、レイヤーの順番を変えると毎回違うアニメーショになります。

AfterEffects

Posted by hipain